夜中に起きるのは…むしろ健康的?

「夜中に起きてしまう」とお悩みの方はいらっしゃいませんか?

実は、それが人間の自然な睡眠パターンであることを、実験で示した人がいます。さらには、歴史学者もそれを支持する学説を出したとのこと。

「むしろ夜中に起きる方が、自然であり健康」

とまで言われる、夜中に起きてしまう悩みもグッと気楽になる驚きの学説を2つご紹介します。

1990年代、アメリカの精神科医が「人は外的な影響を受けない状況だと、どんな睡眠パターンになるのか?」と実験をしました。

被検者は、毎日14時間、暗闇の部屋に入れられ、実際の時刻も分からない状況で生活します。このまま約4週間すると、このような睡眠パターンになっていったとのことです。

4時間寝る
 ↓
1〜2時間活動する
 ↓
4時間寝る

仕事やテレビ、スマホ、家族の活動など・・外部の影響がなければ、夜中に一度起きる睡眠パターンになる、と示されたのです。

さらに、それを支持する学説を2001年、アメリカの歴史学者が発表しました。

16年にわたる研究の末、17世紀後半までは日没後2時間くらいで1回目の睡眠をとり、その後覚醒して1〜2時間活動、そして再び睡眠をとる、というのが常識だった、と結論付けているのです。

当時の人は、中途覚醒した時間に、執筆や読書、祈りを捧げていたりしたそう。

中には、隣人を尋ねたり、妊娠したければ、この時間に行うよう医師が推奨していたり、有意義に過ごしていたようです。

興味深いのは「夜中に起きて再び寝れない」というパターンの不眠症の概念は、19世紀に出来たものだということ。

この時期になると、産業革命によって人々の生活が大きく変化、2回に分けて睡眠をとる習慣がなくなりました。

そしてむしろ「子どもに、分割した睡眠をとるのをやめさせるよう」医学雑誌で促していたとのこと。

このようにして、人々にまとまって睡眠をとる習慣を根付かせた結果、「夜中に起きてしまう」という新たな不眠症が生まれてしまったのです。

昨今、不安やストレス、うつ病などが増えているのは、睡眠を2回とる習慣がなくなったのにも起因する、とまで主張する研究者もいます。

夜中に一度起きて、今見た夢について瞑想したり、祈ったりする時間が心を癒してくれる大事な時間だった、ということです。

夜中に目覚めてしまうことを「ダメ」と捉える人も多いと思います。

しかし、夜中に目覚めることはむしろ自然であり、その時間を有効活用することでむしろ心身ともに健康になれる。

そんな風に捉え直すと、夜中に起きてしまう悩みもグッと楽になるのではないでしょうか。

この知識が、あなたのパフォーマンスを取り戻すきっかけになったら嬉しいです。



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この記事を書いた人

リケジョママ
東京工業大学卒業後、製薬会社に入社。MRを経験したのち2018年にヨガインストラクター・フリーライターとして独立。「気になったらとことん調べる」リケジョ的な視点と、1才3才のママとしての視点から執筆を中心に活動中。「パフォーマンスは向上させるのではなく取り戻す」がモットー。